まだある! きびだんごを便利にする6つのツール
きびだんごをお探しの方集合ー♪
ポンポンと服の上から胸を叩き、
白い扉がゆっくりと開いた。
「おはよう」
「あ、岡田先生」
「元気そうだね」
「昨日ハンバーグだったんです!本当に嬉しくて!」
「くくっ。本当に嬉しそうだな」
俺はベッドに腰かけた。
聞いた所によると、
俺がここに来ない時はずっとベッドに座って
1日を過ごしているようだし。
初めてここに来た時から
1ヶ月経ったが何も変わっていない。
ただの17歳のままだ。
「今日は何の本持ってきてくれたんですか?」
「あー、これだ」
「桃太郎ですか」
「うん」
始めは「何でその本?意味わかんない」とか
言ってたけど
最近は嬉しそうに聞いてくれている。
「鬼退治に行きました」
「きびだんごで一緒に鬼退治とか、僕なら絶対行かないけどな」
「くくっ。それは言ったらダメだろ」
「じゃ、岡田先生は行くの?」
「行かねーな」
「ほらー」
そう言って、二宮くんは笑い始めた。
「先生」
「ん?」
「僕はいつになったら高校に戻れるのかな」
「うーん。まだかな」
「留年になっちゃうかもね」
「そうだな」
俺は無意識に手を伸ばして、
二宮くんの頭を撫でた。
「何でお母さんとお父さんはお見舞いに来てくれないのかな?」
「え?」
「僕の事、本当は嫌いだったのかな」
「そんなことない」
「え?」
「二宮くんは大きな病気をしていたんだ。空気感染しては困るからここに入れないだけなんだよ」
「そうなんだ」
「本当は会わせたくて仕方ないんだけど、」
「ううん。僕、我慢できるから大丈夫だよ。岡田先生とお話しできて凄く楽しいし」
「そっか、良かった」
俺はまた二宮くんの頭を撫でた。
「最近、あそこに入り浸ってるそうだが、何を考えてる」
「何も考えてません」
「忘れてないだろうな?彼が27歳の殺人鬼だって事を」
「はい」
急に部長に呼ばれたから何かと思えば。
「容易に近づくな」
「………………………」
「返事はどうした」
「はい」
俺はため息をはいて、珈琲を飲んだ。
「岡田」
「大野」
同期の大野はいつもはふにゃんとしてるけど、
やる時はやる男で、
上からも下からも人望は熱い。
「ホワイトルーム行ってんだって?」
「なんだ、そのしゃれた名前」
「白い部屋だよ。殺人鬼」
「あー、まー」
「お前、」
「なんだよ」
「いや、岡田にそんな事はありえねーか」
「なんだよ、気になるだろが」
「噂してんだよ。殺人鬼と何か手組むんじゃねーかとか、殺人鬼を好きになったとか」
「バカ。んなわけねーだろ」
「知ってるわ!とにかく気を付けろよ」
「…………………………」
「相手は27歳の──────」
「わかってるよ。今、部長にも言われた」
「なら、」
「でもな、どうしても、な」
「騙されんなよ、岡田」
大野は俺の肩を
ポンッと叩くと歩いて行ってしまった。
「岡田さん!」
遠くから大声が聞こえて振り向くと、
息を切らしながら後輩が走ってきた。
「どうした?」
「病院から、お電話です!」
「病院?」
もしや。
電話を受け取った。
「はい、岡田です」
「先ほど、二宮さんが病室で暴れだして────」
「す、すぐいきます!」
電話を切って、後輩に渡すと走り出した。
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グダグダ具合上げとこ(*≧ω≦)
みきと&むむちゃん
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