眼差しはアメリカなら余裕で訴えられるレベル

何処かの街で桜の蕾が開いた

小学３年生2人、小学１年生2人の

翔くんは本当にかっこよくて

立ってるだけでも目立つ

只でさえイケメンなのにあんなウエイター姿で

…翔くんがかっこいいのはおいらだけが分かってたらいいのに…

誰にも知られたくない

そんな素敵なことおいらだけの秘密に出来たら…

ってもう皆知ってるよね…

大学でもおいらに逢う前から後輩に人気あったって

はぁ、、…また、いらないことまで思い出しちゃった…

でも、翔くんの大学…

素敵だなぁ

ここで毎日勉強してるんだ

そう言えばお弁当は何処で食べてるんだろ？

翔くんの優しい匂いがする

秋の匂いがする

「…そう言えば、さっきの続きですけど…」

「？」

「中身もいいもんって言ってたの
翔兄さんの何処が良かったんです？
初めてだって無理矢理だったのに…」

「……ふふ、そうだね…」

確かに初めては無理矢理だったかもしれないけど

初めて逢った時

いつものように縁側で脚をぶらぶらさせてたら

後ろから聲がしたんだ

『じいさん、今日の予定は？』

『おお、翔か』

じいちゃんをじいさんと呼ぶ聲

ここに来て初めて聞いた若い男の人の聲…

同年代？

本当のお孫さん？

聲は少し引くくてぶっきら棒なのに

何故か優しさが見えて惹かれたんだ

その聲の主がどんな人だろうとゆっくりと振り向いた

視線が…絡んだ…？

初めて逢った人なのに…

ぶっきら棒な言い方と違って優しくて甘い眼差しが

おいらをどんどん包んでいく

不思議なんだけどそう感じたんだ

どうしてそんな風に感じたのかその時は分からなかったけど

あなたがおいらを見ていて

ただそれだけのことなのに一瞬で心を持っていかれた

この人と仲良くなれたらいいな

なれるかな…

そう言えば翔くんはあの時どんな想いでおいらを見てたんだろ…

おいらは少し恥ずかしくなって

『………ども…』

それが精一杯出せた聲だった

翔くんの好きなところ…

「聲かな…」

「聲？」

「それとつぶらな瞳…」

「…つぶらな？💦」

「そうつぶらなね…優しく甘くてしかもイケメン、ふふ
それからこっちまでとろけそうな優しい笑顔…
本当にね、全部が優しいんだ
全部でおいらのこと好きって言ってくれるの
おいらも全部好き…」

「…初めて逢った時から？」

「……うーん、多分
こんなにも好きなんだって気がついたのは確か、、
無理矢理抱かれた時だったと思うけど(苦笑)💦」

「……やっぱり変わってるね、おたく(苦笑)」

「でも、いいじゃないですか
翔兄さんをこんなにも愛してくれて
翔兄さんもこんなにも愛する人に出逢えて」

「うん、そうだね
翔兄ちゃんは幸せ者だね」

「…ほんと不思議なんだけど翔兄さんが幸せだと
俺達も幸せなんだよな…」

「うん」

「うん、そうだね」

「…潤、和、雅紀さん…
でもね、本当に幸せなのはおいらなの
翔に愛されて、3人に出会えて…ありがとう」

「…うっ、もう辞めて下さい」

「ほんと俺達を泣かせてどうすんだよ」

「智さん、翔兄ちゃんをよろしくお願いしますね」

「！……ううっ、、もう、こっちこそだよ💦
…ありがとう…こちらこそよろしくお願いします」

いい歳した男、4人が抱きしめ合って

学祭に来てた人達が何事だろうと横目に通り過ぎて行った

#秋深し

#おいらの気持ち

#愛深し

ふふ、なーんてね(////)

「あれ、君…」

「え？」

aoisakura

久しぶりに皆さんの声が聞きたいけど…
今それどころじゃないかな？💦

でも、感想聞かせて貰えると嬉しいです
お返事は…やっぱりごめんなさい