自業自得について最低限知っておくべき3つのこと
サトミに話してくると言ったその夜、スマホを確認すると
やりとりが残っていた。
もしかして、と思ったけれど・・
やはり直接言う事ができず、ラインで伝えていた。
クズ「民生委員さんに嘘の情報提供をしたね?
何でそんなことする?
なぜ関係ない家族を巻き込む?
恨んでるのは俺だろ?
俺に嫌がらせすればいいだろ?」
対するサトミの返信は
ごめんなさい、寂しかった、悲しくて我慢できなかった
ちゃんと会って話したい
と情に訴えるものと
自業自得だろ、自分で蒔いた種だろ
うちらの子がどれだけ不憫かわかってんの
そっちの子だけいい思いさせるのは不平等
など攻撃的なもの
まるで2人の人間が返信してるかのような
サトミという人が全く掴めない内容だった。
そして、とうとうサトミに
消費者金融から返済日のお知らせメールが届いたらしく
執拗にラインをよこした。
もう返済始まるよ?
いつお金返ってくるの?
私、払えないんだけど
お金返ってくるまでの間、クズちゃん払ってね
無視を決め込んだクズ。
そんな中、次の訪問者が来た。
平日の夕方、クズ祖母の散歩の時間が近づいた頃
40代くらいの男性と50代くらいの女性、2人が訪ねて来た。
福祉事務所から来ました、と言われ
介護のこと?と思ったら
「児童相談所です。」
ときっぱり言われた。
ご近所から、常にお子さんの泣き叫ぶ声が聞こえる
ママごめんなさい、やめて、と泣き叫んでいる
母親と血が繋がっていないらしい
病気の子がいるので心配だ
何かある前に、確認に行って欲しい
こういった通報がありました、
少しお話できますか?と。
また、やられたんだ、サトミに。
すぐにわかった。
部屋に入って頂き、家族構成などの質問に答えた。
下の二人はお昼寝中で、連れ子だけがそばにいた。
女性は穏やかに、
お子さんが大泣きすることは、ありますか?
お子さんが、お母さんに泣いて謝ることはありますか?
育児で困っていることは、ありませんか?
育児が辛いと思うことは、ありませんか?
お母さんは、気分転換はできていますか?
ご主人は、育児に協力的ですか?
いいえ、はい、と
単語でしか返事ができない。
こんなことをされるのが
情けなくて悔しくて。
育児について悩みはありますか?
不安なことはありますか?
不安なく、育児ができる人っているのかな、、
不安、、
悩み、、
言って無くなるなら、、
病気を治して下さい。
喉まで出かかったけれど、これは八つ当たりだ。
彼らは、不幸な事件を未然に防ぐため
当然のことをしているまで。
サトミへの気持ちを、彼らにぶつけてはいけない。
必死で思いとどまった。
聞き取りを終えた女性が
体にあざや傷がないか確認のためだろう
決まりなので、ごめんなさいね、と言って
連れ子に呼びかけ
抱き寄せようと、連れ子の肩をそっと包んだ。
途端に、連れ子は火がついたように泣き出した。
それこそ、泣きさけび、
ママっ!ママっ!と私にしがみついて離れない。
私は説明をした。
「この子は、何度も手術を経験しています。
それに纏わる検査や処置で、痛い思いをたくさんしています。
知らない大人に抱き上げられ、私と離され
処置室や検査室に連れて行かれ、痛い思いをする。
何度も経験しているから、知らない人に抱かれると
恐怖と痛い思いをさせられると感じてしまうのです。」
私は連れ子を泣き止ませながら
着ていた服をまくり
ズボンを下ろした。
生きるために負った大きな傷と
生きるために必要な器具とケア用品。
連れ子の体についているのは、それだけだ。
散々痛い思いをしてきた子に
わざわざ痛い思いさせて、さらに傷を負わせる必要なんてない。
悔しくて、涙が出た。
サトミに対して。
私の涙に気づいた連れ子は
私の首に腕を回し、しがみついた。
ママ、泣かないで
ママ、大丈夫だよ
自分も泣いているのに
必死で私を慰めてくれる連れ子。
そして、おもむろに振り返ると
その、あどけない可愛い顔で
2人を睨んだ。
もう、その顔が、可愛くて可愛くて。
情けない、悔しい気持ちでいっぱいだったのが
すーっと冷静になれた。
女性「嫌な気持ちにさせてしまって、ごめんなさいね。
こちらも情報提供があると、確認しなければならないので・・
でもね、お子さんの様子を見れば、だいたいわかるの。
お子さん、とっても大事にされてるなって感じました。
今回の情報提供は、、うーん、なんでしょうね、、」
私「近所に住む、ある人の嫌がらせです。」
民生委員さんにも情報提供があり
家庭訪問をされ
誤解を解いたばかりと伝えた。
そして、クズ両親からも聞き取りをし
納得をされ
門の前にばら撒かれたことや
ポストのいたずらについても話したので
警察に一度相談されては?とご助言を頂き終了した。
帰宅したクズに話した。
どうせまた、ラインで咎めて終わり。
何の解決にもならない。
そう思っていたけれど
父親としてなのか、わからないけれど
たぶん、連れ子が悲しい思いをした、その事実が
クズを突き動かした。
だいぶ遅い時間だったけれど
クズがサトミに電話した。
私の目の前で。
皆さま、こんにちは。
いつも、たくさんのコメント、メッセージ、いいね、での
温かい気持ちを送って下さり
ありがとうございます。
昨日の記事にありました
私の弱い気持ちについて
たくさんのお言葉を頂き、本当にありがとうございます。
些細なことで気持ちがブレてしまったのですが
皆さまから頂いたお言葉を繰り返し読み
気持ちがグンと上向きになって
握りしめていた白旗を
ポイっと放り投げることができました
皆さまの実体験に基づくお気持ちやお言葉は
私が1人で悶々と考え込んでいても
辿りつくことのできなかったものです。
1つ1つが私の気持ちを奮起するものとなり
また今日から頑張るぞと思うことができました。
母親としてだけでなく
私も、皆さまのように
温かい気持ちで、温かい言葉を贈れる人でありたいと
私自身を戒めることもできました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
本当に、ありがとうございます
昨日は、悲しい事故のニュースがありました。
同じような年頃の子を持つ者として
本当に、身を切られるような
悲しい事故でした。
まだ、たったの2歳。
これから、たくさんたくさん、楽しいことがあったでしょうに
一瞬で奪われてしまったお子さんのこと
ご両親やご家族のことを思うと
あまりの悲しみに胸が苦しくなります。
私も、毎日のようにハンドルを握ります。
慣れた道では、緊張感も薄れているかも知れません。
気を引き締めて、運転しなければならない、
こんな悲しい事故は、決して起こしてはならないと
改めて気持ちを引き締めました。
2人のお子さん、どうか安らかに。
怪我をされたお子さんと先生方、
どうか速やかに快方に向かわれますように。
心を込めて。