大学生なら知っておくべきクレープの3つの法則
クレープ 縮まらぬ、距離を縮める、新幹線
質は微妙だが、8時間睡眠を確保
クレープ 強き心は、時を超えて
「さとちゃん!」
「しょうくん!まあちゃん!」
派出所でようやく出会えたさとちゃんは、俺たちが入っていくと飛びついてきた
「智くん…心配したよ?」
翔ちゃんが腕の中に閉じ込めたさとちゃんの髪にキスをする
「さとちゃん、大丈夫?何があったか話せる?」
閉じ込められたままのさとちゃんはコクンと頷くと「あのね?」と話し始めた。
「ママと来たのかな…」
さとちゃんから一通りの話しを聞いて首を傾げると、何か考えていたような翔ちゃんがフッと立ち上がった。
「捜索願いとか、何か…そういう届けは?」
「…いえ、何もないそうです」
さとちゃんが一生懸命話してる間に松本さんが、署の方に問い合わせてくれていたんだけど、反応は無かったようで小さく首を振る。
「一応…誘拐の疑いと、連絡は来ているそうですが、誘拐された子どもの確認も取れないので、保留になっているそうで…」
「…なるほど」
翔ちゃんがそう呟いて、指先で唇を弄った。
「翔ちゃん」
「とにかく、智くんの事は大丈夫だ。その程度の処理ならなんとでもなる。無かった事にすればいい」
「そう…だけど」
「それより、この子を家に返さないと」
そう言いながら翔ちゃんは、今はもう眠ってしまっているその子を見つめた。
「…どうしよう」
「とりあえず…うちに連れて行ってくれ。いつまでもこんな所に智くんを置いておく訳にはいかない」
「…こんな所って」
「…いえ、いいですよ」
「ごめんなさい」と松本さんに謝ると、松本さんは苦笑しながらそう言って。
「何かあったらご連絡します」と頭を下げた。
「さとちゃん、平気?疲れてない?」
「大丈夫。ありがとう」
潤のチャイルドシートに納まっているゆうりくんを、さとちゃんが気にしている。
「ね、さとちゃん」
「うん?」
「どうしてスーパーなんて行ったの?携帯も持たずに」
「ごめんね…」
「怒ってないよ?だけど何を買いに行ったのかはすごく気になる」
「あのね…」
「うん」
「スーパーの駐車場にクレープ屋さんが来てたの」
「ああ…そういえば」
「だからね?それ買って、カズと一緒に蓮くんのお母ちゃんのお見舞いに行こうと思ったの」
「蓮くんの?」
「うん。蓮くんのお母ちゃん、あのクレープ食べてみたいって言ってたんだって」
「そうなんだ」
「だからオイラ…食べさせてあげたいなって思って」
そう言って。
ちょっとシュンとしてしまったさとちゃんにルームミラー越しに笑ってみせる。
「さとちゃんは優しいね」
「…オイラも食べたかったし…」
「くふふ。そうなんだ」
「きっとカズも食べたいって言うと思ったの!潤も!」
「そっか…そうだよね」
「でもね?ゆうりくんがクイクイってオイラのシャツを引っ張ってきたから」
「並んでる場合じゃなくなっちゃったんだね」
「…うん」
さとちゃんは、小さく頷くともう一度チャイルドシートを見て。
「ママ…見つかるかな」
そう不安げに呟いた。
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生クリームOnlyで吐きそうになってて
彼女が不機嫌僕も不機嫌なう https://t.co/RRVNJD0vXf
父親「ん?なんだ?」
息子「クレープって原価が100円くらいなんだって!」
父親「おう、そんなもんか」
息子「詐欺だよ!買う時は500円くらいじゃん!」
父親「バカヤロウ!」
息子「え?」
父親「残りの400円分はお姉さ…