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ブーメランって何なの?馬鹿なの?
大人になってからはあまりないのだけれど、自分と人を比べることって若い人はよくあるよね。
ピアノを弾いてても、同じ教室に通ってる子同士で「〇〇ちゃんは何番まで行った?」とか、よくあります。
「この曲、〇〇ちゃんは弾ける?」とか。
まぁこれはあるあるかな。お友だちががんばってることを確認。
「えー、〇〇ちゃん、もう〇歳なのに、ネコふんじゃった弾けんのー??」
このあたりから、雲行きが怪しくなります。
人と自分を比べて人を貶めた場合、その言葉は必ず、ブーメランのように返ってきます。
井の中の蛙大海を知らずですね。
比べる視野が狭すぎて、それ以上成長できないばかりか、自分より上手い人に出会ったとき自分を否定するしか術がなく、潰れます。
逆に、自分より上と思われる人と自分ばかり比べる人は、いつまで経っても自分のいいところを見つけられません。誰かの上になることが最終目標になってしまって、上になれるまで永遠に幸せになれないし、万が一上になれても、目標を失って潰れます。
人と自分を比べていいことなんてひとつもないと私は思う。
たとえば、すごく練習をがんばってる子、とってもひたむきな子、その子のがんばりを紹介することはあるかもしれない。
その影響を受けて「自分もがんばろう」と思うことは、世界をほんの少し広げることなんじゃないかと思うの。
比べることとは全く別の話。
誰かの影響を受ける。
これはすごく楽しくて、自分が成長できることだと思う。
ちょっと久しぶりにブログ書いたと思ったらどしたん、と思われたかもしれないんだけど(笑)、
こないだ英検1級を受けまして。
自分なりにやったつもりだったけど、解答速報と照らし合わせたら、たぶんまず無理だろうなーと判明しまして。
私は一体何をやってたんだ。受験生の中には10代の子も何人かいて、学生さんもがんばってるのに、私はやれるだけやったのか、と自問自答したんですね。その瞬間、私は自分と合格する人たちを比べてるなーと気づいたのね。
でもね、人はそれぞれ、ステージが違う。
みんなそれぞれのステージ上で精一杯やってて、比べることは不可能だし、仕方がないなーと思ったの。
自分にやれることをやるしかない。
今までもずっと自分にやれることを後悔せずにやってきたんだから。
そしてそういえばピアノという楽器も、音楽も、コンクールなどに代表されるように競ってしまう部分てあるよなぁと思って。
私も若いとき、いつも行ってたセッションで、だれがどう見ても誰よりも一番上手いピアニストがいて、彼のあとにピアノを弾くのがすごーく嫌だったことがありました。
実際、私とはセッションしたくない。彼がいい。って他の楽器の人に言われたこともあるよ。
ものすごく落ち込んだし、帰ってから泣いたし、悩んでいました。
でも、その気持ちをなくしてくれたのは他ならぬそのピアニストだったんです。
真剣に私のピアノを聞いてくれて、いいところをたくさん言ってくれて。
「大人やなぁ!」と感激して、それと同時に、ほんまにすごい人は「比べる」っていう概念がないんやなとわかって、それからは仲良くなって連弾とかしていました。たぶんそのとき私は、「比べる」のをやめて「影響を受けた」。
自分のベストを尽くす。外の世界をしっかり見る。友だちを作る。
やっぱりここにたどり着くんだよな。
人と比べてる暇はない。
明日はもう金曜日。がんばるぞー。
ますみ