せいせい 人生を走り続ける人々へ。

せいせい 人生を走り続ける人々へ。

せいせいをさっさと買えばいいのに

夫を見送った私は、急いで家を出る準備をしなきゃいけないのにも関わらず、玄関で動けないでいた。

夫の背中が目に焼き付いている。

あのスーツ、商談の時いつも着ていくよね。

一緒に伊勢丹に見に行ってさ、高かったけど『ヤル気が出るわ!』って喜んでたっけ。

あのシャツ、気に入っちゃって色違いで3枚も買ったよね。

アイロンぴちっとかけてあるのが好きって言うからさ、カンターチよく買ったっけ。

あのベルト、私がクリスマスにプレゼントしたのだ。

『これ付けるとビシーッなんねん!』って笑顔で言ってくれたよね。

あの靴、何万もしたんだよね。驚いたよ私。

『靴は良いもの履くねん』って言って買って、手入れしながら大事に長く履いてるの知ってるよ。

キャリーケース、あれ散々迷って決めたやつ。

機内持ち込み、PC、撥水、2泊対応、ポケットは・・・って譲らなかったやつだー。

あの時計、誕生日プレゼントに渡したのだね。

白い文字盤のが欲しいって言うから色々探しに行ったのよ。

たいちゃん、私全部知ってるよ。

10年一緒に居たんだもん。奥さんだもん。

色んなことを思い出す。嫌なことは思い出せない。

不思議なことに、楽しかった幸せだった笑ってた私達しか思い出されないのだ。

たいちゃん。

私達、出会えて幸せだったんだよね?

私、たいちゃんの奥さんになれて幸せだったよ?

たいちゃんはね、バリバリ仕事して格好つけてるけど本当は甘えん坊だよね。

たいちゃんはね、嘘つくと目が沈みがち。嘘がへたくそなんだよ。

たいちゃんメロンは大好きだけどメロンパンは大嫌いだよね。

たいちゃん餃子とビールは最強!って大袈裟なほどに喜ぶよね。

たいちゃん私のナポリタンが大好きだよね。

たいちゃん。

たいちゃん。

たいちゃん。

私、たいちゃんの元から去ることにしたんだよ。

大好きだったけど、お別れを選ぶんだ。

たいちゃんが出張から帰ったら、もう私は消えてるよ。

居なくなってくれて良かった?せいせいする?

私はね、悲しいよ。寂しいよ。これで良かったのかわからないよ。

今ね、涙でいっぱいなんだ。

たいちゃんのこと、本当に大好きだったよ。

だからもっと一緒に、死ぬまで一緒に居るものだと思ってたよ。

でもね、違ったみたい。

永遠の愛を誓ったけど、運命の相手だと思ったけど、違ったみたい。

もう私、限界なの。

限界なのに、今日出ていくのに、もう終わりなのに。体が動かない。

玄関で、もう2度と見ることのない夫の姿を、もうないその姿を暫く追い続けた。

ジョジョの奇妙なせいせい

*****閲覧注意***** 

嵐のメンバーさんのイメージで創作したBL小説です

ご本人様とは何ら関係がありません

【翔side】

小さな田舎の駅で、単線のホームに一人立っていた。

荷物はないけど、自分は今から旅行に行くんだ、と俺は思う。

だって、気持ちが物凄くワクワクしてる。

いつも一人で旅をする時は、前もっていろいろと予定を決めるのが常だった。

今回、どこに行って何をするのか俺は全く決めていない。

長い休みが始まる前の日みたいな解放感があって、さあ、今から何をしようか、って。

そんな多幸感が胸一杯にある。

やるべきことは全て終えた。

もう、スケジュールからは自由なんだ、って。

しんどかったお勤めが終わって、俺はやっと解放されたんだ。

ああ、終わった、って。

とにかく清々しい心地がした。

ここがどこなのかは分からないし、今からどこに行くのかも分からない。

多分夢を見てるんだろうな、と自分でも思うんだけど。

天気が良くて。

空の蒼に白い雲が良く映えて。

いい夢だなぁ、と思う。

旅立ちにはもってこいだ。

向い側に見える格子になった緑フェンスの下に、誰かが植えたのか水仙が列になって並んでて。

細い茎の上にぽってりと乗った黄色い花が風に揺れるのを眺めていると、ホームに列車が滑り込んで来た。

「お兄さん、行くんだね

もう思い残すことはなくなった?」

声に振り返れば青年が俺を見て微笑んでいる。

名前は何と言ったか、もう、思い出せないけど。

彼が一生懸命俺を助けてくれたことは知っていた。

「うん、ありがとう

君のお陰で先に進めることになったよ」

スピードを落としてゆっくり入って来た列車が止まって、丁度目の前に来たドアが開く。

「行先を間違えないでね」

行先?

それなら大丈夫。

俺は根拠なくそう思う。

この列車にさえ乗れば、あとはしかるべき場所へ自動的に運ばれる筈だ。

「とても気分よく旅立てるよ

君のお陰だ

ありがとう」

「お兄さん、僕こそありがとう

ここから先は僕は何もしてやれないから

お兄さんの行きたい方へ進んで…

心の声に従って…

あなたの願いが叶いますように」

まるで天使みたいに穏やかに微笑む彼に笑い返して、俺は列車に乗った。

四人掛けのボックス席に一人座る。

車窓から眺める景色が、春がやって来たことを教えてくれてた。

遠くに緑の山。

桜にはまだ早いようだけど、一面に広がる菜の花畑がきれいだった。

線路の継ぎ目を車輪が通る時に聞こえる穏やかな音が気持ち良くて、俺は目を閉じる。

『……ぉくん……』

ふと、誰かに呼ばれたような気がして、俺は立ち上がって周囲を見回した。

乗客はまばらで、年配の人が多い。

皆、それぞれに窓の外を眺めたり、手に持った何かを見ていたりして、誰とも目が合わない。

気のせいか、と思い座り直す。

するとまた声が聞こえた。

『…しょおくん…かえって来て…』

やっぱり俺を呼んでる。

誰?

『しょおくん…』

もう一度立ち上がってみる。

「誰?」

誰も俺を見ていない。

声がどっちの方向から聞こえてくるのかも分からなかった。

ただ、この声を聞くと、胸が…。

『翔君、オイラ待ってるから…

帰って来て…』

胸がしくしくと痛む。

何か俺は間違ってるんじゃないか、という不安が急にきざしてきて。

行先を確かめようと、列車の進行方向へ向かって通路を歩いて行った。

車掌さんか誰か、きっと係りの人がいるだろう。

前の車両に移動すると、トンネルに入ったのか視界の隅が暗くなって、耳に届く音が変わる。

いつの間にか車内灯が点いている。

早足に前へ前へと進む間、俺を呼ぶ声がずっと聞こえていた。

『翔君…

目を覚まして…

帰って来て…』

「誰?」

『目を開けてよ…翔君…』

「誰だよっ、くそっ」

いくつかのデッキを通り過ぎて、前の車両へどんどん進んで行く。

そうして、いくつめかの車両のドアを開けた時、トンネルを抜けたのか急に窓から日が差し込んで。

俺は列車に乗った乗客の姿を改めて見た。

「え…?」

座っている人々は皆、半透明というか、透けている。

座席の背もたれや肘掛け、腰を下ろしている座面が体を通して見えていた。

先ほどまで色鮮やかだった車窓から見える景色も、急に夕日に照らされたような色合いを帯びて、薄暗く、ぼやけて曖昧なものに変わる。

近くの席の老人の会話が耳に入ってきた。

「やれやれ、それにしても長かったねぇ

ようやく戻れると思うと感無量だ」

「まったく、私なんて長患いだったから

最期は随分と苦しかった

やっとベッドから解放されたよ」

「皆似たようなもんですよ

こればっかりはなかなかね

自分の好きなタイミングで行けるものでもない

日頃の行いなのかねぇ」

「今は何もかも楽になって

何と言うか、清々しい」

「わかります、本当にせいせいしますね

もう、背負っているものは何もない

何て軽いのか…

絆、なんて言うと聞こえは良いですが

結局は重しに違いない」

「確かにそうだ

愛おしい重しではありましたがね」

絆。

重し。

俺は呆然と老人たちの会話を反芻する。

通路に立ち尽くしている俺に気づいたご老人の一人が、会話の途中で、おや?という風に俺を見た。


あんた、まだ早いんじゃ…」

「えっ?」

突然話しかけられて、俺は間抜けな返事をする。

俺に話しかけてきたお爺さんは、向かいに座っていたもう一人のお爺さんに同意を求めるように言った。

「この人、間違っとるんじゃない?」

「あ~、透けとらんね、まだ」

向い側のご老人が俺を上から下まで眺めて頷く。

「兄ちゃん、あんた、まだ重しがついとるがね

次の駅で列車の乗り換えが出来るから、一旦降りてようく考えるといいよ

戻るなら降りな」

「私なら戻らんな

あんな大変な思いは当分ごめんだ」

「俺もだ

早くばあさんの顔が見たいよ」

お爺さんたち二人は顔を見合わせて、ガハハハッと笑った。

筆が進まない~(;^ω^)

翔君、頑張れ~

ワタシも頑張る~

せいせい 前略、手塚先生。21世紀に間に合いました。

さて。昨晩に引き続き、

もうひとつ、大切なこと。

あ、題名に書いてしまいましたね。

はい。

すべて。

自分の引き際は、自分が決めるんですよ。

ねっ。

それだけは忘れないでほしいと思います。

何かを引きずり降ろされた、だの、

会社を辞めさせられた、だの、

いじめ抜かれて、仲間外れにされて、場所を追われた、だの、

色々あるかもしれませんね。

しかし、引き際を決めたのは、「自分」。

結局そうではないでしょうか?

~された、と思うことはポジティブではありませんよ。

あなたらしくない。

~された、んじゃない。決して強がりとか、思う必要もない。

「辞めた」「抜けた」「去った」

その決断をあなた以外にはできないのです。

しかも、身もこころも、というのは、

本当に本人以外に誰ができることでしょうか。

自分が去って、きっとあのひとたちは笑っているだろうな。

わたしがいなくなって、きっとせいせいしているんだろうな。

ずっとわたしがいなくなることを願っていたんでしょう?

すぐに自分の空いたポジションに、他の誰かが入るんだろうな。

そのようなことを思わないのです。

いいじゃありませんか。

去ったあと、どうなったって。

そういう気持ちを「未練」と呼ぶのかどうか、

わたしには分かりません。

「未練」と言う言葉とは無縁です。

そのようなことを思ったこともない。

グッバイ。

わたしは新しい道を好きなように進むさ!

そして、本当にすぐ新たな場所や世界探しに夢中になり始めないと、命なんて、あっけなく終わってしまいますよ。

ひとは、

自分の人生の、いえ、命の、自分自身のすべての

手綱だけは

他人に渡しちゃいけません。

いつ自分が新たな行動を起こし、

そして見つけて、出会い、

そして、いつそれを手放し、

どんな形で、最終章を描くのか。

誰の人生でも、

ドラマティックです。

その一番肝心な、

終わりを、

自分が素晴らしく描くこと。

その肝の部分を、

誰かに

握られてはいけない。

終わりがあるから、

生きることが輝く。

これほどの「両極端」を

いつもひとは持っているのです。

ずっと続く、永遠に生きる、

そんなこと思うことはありません。

素晴らしい終わりのために、

頑張って生きてみよう、

そう思うひとがいたっていい。

ゴールの永遠にないマラソン、なんて、

考えただけで、わたしにはしんどい。

そして、何のために走るのか、

途中見失うかもしれない。

ひとは、生まれながらに、

いつかくる

素晴らしいゴールのために、

必死に生きてみよう、

そう思うものだと、

わたしはずっと思っている。

いつか消えるからこそ、

命は

美しい。

消えてしまうからこそ、

いつかまた、どこかで会えるような気がする。

永遠の愛

なんてものを信じてみようか、

なんて思ってみたりする。

会えないから、

会いたい。

もう見られないから、

見たい。

儚い(はかない)、と知っているから、

強くいよう、

そう思ったりする。

生き物は

みんな、

ときがきたら、

ちゃんと感じるように

できている。

だから、弱いこと言ってないで、

今日もがんばれよ!

All right?

See you!!


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✨#リツイート戦争🌈

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#0222ポプ決戦 まであと4週!

よかっ…

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よかっ…

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