夏バテに一目ぼれ
小森です。
「世界一栄養価の高い果物」って何だかご存じですか?
ギネス記録に「世界一栄養価の高い果物」として認定されているのが、実はアボカドなんです。
アボカドというと、私が子供の頃は、普段めったにお目にかかることのない果物でしたが、
ここ20年くらいのうちに認知度も需要も急激に増えて、
今では、スーパーはもちろん、外食店でもハンバーガーやスムージー、サラダやディップなど、専門店なども出来たりして、よく見かけるようになりましたよね。
和食に合うのも有難いところですね。
甘味も酸味もなくねっとりしたアボカドが、野菜ではなく、実は果物だったということ自体、ビックリしたものですが、
何ゆえにアボカドが、「世界一栄養価の高い果物」と言われているかというと、
まず、果肉全体で18%~25%ほども含んでいる脂質。
アボカドのこの脂質は80%がリノール酸やオレイン酸といった不飽和脂肪酸で、
コレステロールはなく逆に悪玉コレステロール値を下げる作用があって、血液をサラサラにしてくれます。
また、動脈硬化予防や老化防止、肌の乾燥予防もしてくれる、美容や健康にいい脂質なんですね。
その他の20%には、β-シトステロールという脂肪が含まれていて、この脂肪はコレステロールの吸収を抑えてくれます。
この良質な脂質をたくさん含んでいるところが、アボカドが広く「森のバター」や「バターフルーツ」とも呼ばれる所以ですよね。
女性に大切で細胞生成に欠かせない葉酸もたくさん含まれています。
アボカドは、もともとメキシコなどの中南米が原産地とされていて、古代アステカ帝国では、「生命の源」と呼ばれて、重宝されていたようです。
このカロリーの高さと栄養価は、昔の人にも、かなり貴重だったでしょうね。
確かにワニの肌を感じさせます。汗
いつでも気軽に手に入るようになったのは、近年ですが、日本での生産量は少なく、
アボガドは、主要な輸入元であるメキシコでは通年収穫されているので、基本的には年間を通して流通していて特に旬の時期はないようですが、市場に多く出回るのは4月から6月頃。
通年手に入るとはいっても季節によっては味が変化していて、4〜6月頃のアボカドは油分が多くて味がよいと言われています。
アボカドを売り場で選ぶ時は、皮が緑色から黒色に変わったときが食べ頃なので、食べるタイミングに合わせて色を見て選びましょう。
あまり黒くなりすぎているものは熟しすぎているものもあるのでご注意を。
アボカドの高い栄養価は、美容や健康にはもちろん、これからの夏バテ予防や栄養補給にも最適です。
油分が多く、濃厚でコクもあって味がよい今の時期、
“栄養素の宝庫”アボカドをいろいろアレンジして、召し上がってくださいね。
次回の食養生は、6月1日にアップします
それでは、また!
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