パソコン買ったらまず最初に入れとくべき夜空

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アカリ（仮名：女性）2008.11.22のワークから

 

　アカリは、現在、単身ポルトガルへ渡り、１０年程、生活していた。現地で知り合った彼と恋仲になり、子供を産んだ。

彼には妻と子供があった。つまり、私生児を産んだのである。

 

無論、日本の実家の家族たちは、全員猛反対をしたが、アカリは、ヒサオ（仮名）を産んだ。お産が済んで、またポルトガルへ帰って、乳飲み子を抱えて女手一つで子育てをしている。

 

今回、赤子を連れて里帰りをしていたのである。

頼みの綱の父親が、病気になっていて、この先どうなっていくのか分からずに恐怖を感じていた。

 

そこで「恐れ」を糸口にして、ワークに入り、最初は、ヒサオから怒られて、自分の心を気づかされた。

周りの人々の心配を振り切って、ヒサオを産んだことが身勝手だったと悟る。

 

「私は自分を許しません・・・許せるはずがない・・・身勝手、エゴの塊・・・何様だと思っているのか・・・」と、自己批判した。そして、周りの人々へお詫びをした。

 

「心は静かになった・・・けど、腹にモヤモヤが残っている・・・」として、次のワークに移った。

 

すると「コメカミが痛い・・・なぜならば・・・右足首から先が重くなってきた・・・重いものに引っ張られるような・・・鎖のような重いものを引きずっている・・・

重りを付けられて湖に沈められた・・・苦しんだ・・・冷たい、冷たくてコメカミが（痛い）・・・（冷たい水を）飲んでお腹にも・・・」と８世紀での過去生に入っていった。

 

国の支配を身勝手にしたためにクーデターが発生した。首謀者に捕らえられて、右足には重りを付けられて、湖に沈められた。その時に味わったのが、コメカミの痛さと、腹の中に冷たい水が入ったモヤモヤであった。

 

これらが、２つ目のワークに入るための糸口になっていたのである。

さらに、現代の人生においても「身勝手」さが宿題になっていることに気づいた。

 

[用語と記号の解説]

『叩き』：怒りの抑圧感情を解放するために、野球のバットを両手で握り、車のタイヤを思い切り叩く行為のこと。　　　

＜誰々＞：＜　　＞内の人の立場に意識を移してクライエントの前に置かれた空席に体を移す。そして、その人の立場に立って語ったり、行為をすることの意味の括弧である。無論本人自身の立場の時も同じ括弧を使う。西洋の心理療法ゲシュタルトセラピーで言う、「エンプティーチェアー」（空席）のこと。[用語解説：ゲシュタルトセラピー　]

 

以下は、ワークの具体的な流れである。

 

　父の病気のこと・・・寂しい・・・どうなるのか？・・・

子育てと仕事・・・怖い・・・

 

父の病気のことを考えると寂しさを感じる・・・何故ならば・・・（泣く）・・・いなくなったら、とても不安・・・家族のあり方が変わってしまう・・・（実家に）帰って来ても、（父が）いなかったら寂しい・・・

 

（父が）いなくなったらどうやって生きて行けばいいのか・・・当たり前のように父がいるから、いなくなったときの生活なんて考えられない・・・

 

父ではなく、自分がどう生きていったらよいのかの恐怖なのかな？・・・

「私が恐れている自分の生き方は～」（ブレインストーミングを始める）・・・

自分独りで生きていかなければならない・・・

 

自分だけの力で生きて行かなければならない・・・何が怖いのか、よく分からない・・・家族のサポート無しで生きていくことです・・・

 

自分が働いて、ヒサオを育てていくことです・・・どうやって生活をしていったら良いか分からないことです・・・

何かが変わること・・・変化が怖い・・・

ポルトガルへ単身渡るときの怖さよりも、目的達成の動機の方が勝っていた・・・

 

（でも、これからはヒサオを養っていかなければならない）・・・目的はヒサオを育てること・・・ヒサオのパパがポルトガルにいるから・・・自分の仕事はポルトガルにあると思う・・・

 

「私が本当に怖いと思っていることは～」（に切り替える）

・・・仕事を失うことです（レストランに勤めている）・・・何とか（なると思う）・・・

 

今の生活が無くなること・・・家族を失うことです・・・何が怖いのか、よく分からなくなってきた・・・

 

育児休暇が終了して・・・仕事が始まって・・・両立させなくてはならないことが怖かったのかな？・・・今までの仕事が出来なくなることへの恐れかな？

 

「今、胸に苦しみがあります・・・何故ならば～」（に切り替える・・・）

何故ならば・・・私が身勝手だから・・・自分のエゴで・・・ヒサオを産んで・・・ヒサオ、ごめんなさい・・・

 

＜赤ちゃんのヒサオの席に移る＞

ママは、ボクのことを産みたいのかなあ・・・ボクのことを愛してくれているのかなあ・・・どうしてママはボクを産んだのか？・・・欲しいと思ったのか・・・ママは愛してくれていると思うけど、本当にボクのことを見てくれているのかなあ？・・・

 

ママは、ボクのことを通してパパのことを見ているから・・・ボクはボクであって、パパではない・・・ママはボクを通してパパを見ている・・・

 

ボクはボクだ・・・ボクはママとパパを結ぶパイプではない・・・ボクはボクなんだよーー・・・ウーーー・・・（泣く）・・・ボクはボクだーーー・・・（泣く）・・・ママはボクを見てない・・・

 

なんで、ボクを産んだの？・・・パパの代わりじゃなくて・・・ボクはボクなんだ・・・分かってるの？・・・ママ！心からボクのことを愛しているの？・・・ウーーー・・・ボクのことを愛してーーー・・・

 

まだ、分かってない、ママは・・・ボクはこうやって来たのに、姿を現しているのに、ママは分かってない・・・ウーーー・・・ボクのことを、もっと見てもらいたい・・・ママは、ボクを通してパパを見てる・・・本当のボクを見てない・・・

 

（『叩き』を始める）

ママのバカ・・・何で産んだんだ！・・・身勝手だ・・・本当にボクを産みたくて産んだんじゃあない・・・僕はパパじゃあない・・・なんで産んだんだ・・・

 

もっと、ボクのこと、愛して・・・もっと、ボクを見て・・・ただただ願うのはボクを見てくれて、愛してくれるよう・・・ボクを一人の人間として見て欲しい・・・

 

＜本人の席に移る＞

・・・その通りでした・・・赤ちゃんだけど、一つの魂として、この世で私の所にやってきてくれた・・・それを分かっていなかった・・・体・形は仮のもの・・・ヒサオの本質を尊重していなかった・・・

 

本当に恐れていたもの・・・ヒサオ・・・（ヒサオの）パパ・・・それに捉われている自分（を恐れていた）・・・ヒサオを産んだのでなくて、パパの幻影を産んだ・・・そのことを見抜かれることを恐れていた・・・（泣く）・・・

 

何てバカだった・・・身勝手だった・・・何をしているんだろう・・・そんなちっぽけなことに捉われて・・・

（悪夢を見ていた？）・・・うん、うん・・・

 

（心の中の「パパのイメージ」を外に出して、光のトンネルで夜空へ解放する）・・・

 

（ヒサオを抱き枕する）・・・（ヒサオ自身を愛することで、十字架を背負って償っていく・・・堂々と生きていくのですね？）・・・

大丈夫！・・・出来る・・・

 

周りの人たちに、心配掛けていた・・・自分では、周りが見えなくなっていた・・・周りは私のことを見守ってくれている・・・自分は自分のことだけ（だった）・・・常に、自分、自分・・・身勝手・・・

 

（気持ちが）晴れない・・・私は自分を許しません・・・許せるはずがない・・・身勝手、エゴの塊・・・何様だと思っているのか・・・

許せません・・・なぜならば～・・・自分が一番だと思っている・・・周りの人は、良くしてくれているが、（自分は）心から有難いとは思っていない・・・

 

（まず、お詫びをします）・・・お父さん、身勝手で心配かけてごめんなさい・・・お母さん、身勝手で心配掛けてごめんなさい・・・お姉ちゃん、ありがとう、ゴメンね・・・（妹に）ありがとう、ごめんね・・・（弟に）ありがとう、ごめんね・・・ヒサオ、ありがとう、ごめんね・・・自分勝手で、迷惑掛けました、ごめんなさい・・・

 

心は静かになった・・・けど、お腹にモヤモヤが残っている・・・

 

私は、今、お腹にモヤモヤを持っていなければなりません・・・なぜならば～・・・コメカミが痛い・・・なぜならば・・・右足首から先が重くなってきた・・・重いものに引っ張られるような・・・鎖のような重いものを引きずっている・・・（過去生に入った）

 

これから殺される・・・足に重り・・・埋められるのかな？・・・沈むのかな？・・・大勢の人たち・・・男の人たちが周りにいて・・・腰の周りにワラ（縄）が・・・大きい剣、太くて真っ直ぐ・・・先が少し曲がっているもの・・・革のゾーリ、指が出ている・・・ムスッとしている（彼らは）・・・

 

自分は女・・・衣は薄く長い白いサテン・・・長い髪・・・細い体・・・３０～４０歳位・・・右足に重り・・・牢屋、石の地下室・・・格子はない・・・剣を持った男が監視・・・

 

そこでは、（自分は）その国の支配者だったが、支配がエゴイストだった・・・周りの人たちの反乱・・・内部クーデター・・・

 

首謀者に・・・重りを付けられて湖に沈められた・・・苦しんだ・・・冷たい、冷たくてこめかみが（痛い）・・・（冷たい水を）飲んでお腹にも・・・右足が重い・・・

（肉体から離れて上へ浮かぶ・・・光のトンネルがやって来て、その中に入る）・・・

 

・  ・・（トンネルの中で、この人生の反省をする・・・）・・・

沢山の人に支えられてきたのに、エゴを貫いてきた・・・回りを失望させてしまった・・・気づいていたのに、見ぬ振りをして、過信して・・・周りの人に心を開いて接するべきだった・・・

 

（次に転生したときに、どのように生きますか？）・・・大きな気持ちで、周りを包み込む・・・心を通わせて接して行こうと思います・・・

（現在のアカリの人生に生かされていますか？）・・・生かされていませんでした・・・

 

（ハイヤーセルフからのメッセージ）

一つの愛を大きく広げていくことが、あなたの課題です・・・それがあなたの幸せ・・・周りの幸せ・・・それが愛です・・・

 

（目を開けてから）・・・（自分のワークが）何度も行き着くのが「身勝手」・・・（時代は）８世紀頃のヨーロッパでした・・・

【所要時間：２時間１５分】