本歌に何が起きているのか

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日本の10大本歌がついに決定

 ここ数日、何時もなら寝起きにメロディー等が頭の中で何度もリピートしてる筈なんだが、何故か出てこない。

 なので、先日行きつけのスナックで久し振りにお会いできた呑み友である一回り上の大先輩夫妻と合流した折に、75歳からの免許更新時の試験の結果を尋ねてみた。

 徐にスマホの写真を見せられたのだが、そこには試験内容の一部が写っていて、続いて山々の写真が登場。先輩曰く九重の『坊がつる・ミヤマキリシマ』だと言う。嘗て20数年前は毎年『春竜胆:ハルリンドウ』を見にこの時期に素人二人でよく行ってたから、「ああ・・・大船山ね」とつい出てしまったが、写真の色は鮮明では無かったが仄かにピンクの覆いがかぶさってる山が見えた。

 この先輩の奥様(5歳年上)の歌声が私は大好きで、いつも歌われている時は聴き入ってしまう。先輩はと言えば元々某球団の第一回目のドラフトなんちゃらの名簿に堂々と載ってる人物で、地元の某有名神社の大宮司の親友でもあり、私達は呑む以外でも繋がっている。その先輩は身長も高く色男なにに歌う時は必ず立って歌う。そしてマイクを持たない手でカウンターに寄りかかった感じで歌われるものだから、自然とリズムに合わせて船を漕ぐ様な状態になるから何時も「ああーあ、また船を漕ぎだしたよ~~~」と冷やかす。

 また女性の話になるとついつい盛り上がるのだが、そんな時は必ず横から肘鉄宜しく奥方から厳しいお言葉が飛んでくる。この様な仲睦まじいご夫妻が羨ましく思えるだけに一人暮らしを満喫はしてるものの一抹の寂しさは拭いきれない。

 今回は、芹洋子さんの『坊がつる讃歌』

ご紹介する前に、私自身は作詞は九大の当時の学生達だとばかり思っていたが、下記の二木さんのブログで詳細を初めて知ったので先にこちらをご覧頂ければと思います。

坊がつる讃歌

作詞:神尾明正、補作:松本征夫、
作曲:竹山仙史、唄:芹洋子

1 人みな花に酔うときも
  残雪恋し山に入り
  涙を流す山男
  雪解(ゆきげ)の水に春を知る

2 ミヤマキリシマ咲き誇り
  山くれないに大船(たいせん)の
  峰を仰ぎて山男
  花の情を知る者ぞ

3 四面山なる坊がつる
  夏はキャンプの火を囲み
  夜空を仰ぐ山男
  無我を悟るはこの時ぞ

4 出湯(いでゆ)の窓に夜霧来て
  せせらぎに寝る山宿に
  一夜を憩う山男
  星を仰ぎて明日を待つ

5 石楠花(しゃくなげ)谷の三俣(みまた)山
  花を散らしつ篠分けて
  湯沢に下る山男
  メランコリーを知るや君

6 深山(みやま)紅葉に初時雨
  暮雨滝(くらさめたき)の水音を
  佇(たたず)み聞くは山男
  もののあわれを知る頃ぞ

7 町の乙女等思いつつ
  尾根の処女雪蹴立てつつ
  久住(くじゅう)に立つや山男
  浩然の気は言いがたし

8 白銀(しろがね)の峰思いつつ
  今宵湯宿に身を寄せつ
  斗志に燃ゆる山男
  夢に九重(くじゅう)の雪を蹴る

9 三俣の尾根に霧飛びて
  平治(ひじ)に厚き雲は来ぬ
  峰を仰ぎて山男
  今草原の草に伏す

《蛇足》 「坊がつる」は、大分県の九重町にあり、大船山・中岳・平治岳・三俣山・白口岳などの九重連山に囲まれた、標高1300m前後の小盆地です。
 かつては天台宗の霊場で、本坊弘蔵坊があったところから、「坊がつる」と呼ばれるようになりました。「つる」は、水流のある平坦地をさすそうです。

 以下の解題は、川原弘さん、および坊がつるにある法華院温泉山荘の主人・弘蔵岳久さんからの情報に基づいて構成したものです。

 昭和27年(1952)8月、九州大学の学生だった松本征夫、梅木秀徳、草野一人の3人は、坊がつるの一隅にある「しんつくし山岳会」所有の山小屋「あせび小屋」の小屋番を頼まれて滞在していました。

 悪天候が続いて宿泊者も訪れず、退屈だったため、3人は、山の名前を組み込んだ替え歌を作ることにしました。そのうちのいくつかは、当時流行していたヤットン節の替え歌で、そのほかに9連からなる『坊がつる讃歌』も作りました。

 『坊がつる讃歌』は、梅木秀徳が葱花(ぎぼう)勲から教わった広島高等師範学校(現在の広島大学)山岳部の部歌がもとになっていました。
 葱花は、昭和14年(1939)広島高師入学で、山岳部の部歌は翌年の8月に『山岳部第一歌・山男』として発表されていました。

 葱花と梅木との関係が不明でしたが、かずあきさんからの情報により、梅木秀徳は葱花勲が高校の教員として初めて赴任した大分県立日田高等学校の生徒だったということがわかりました(下記コメント参照)。

 3人が作った替え歌は、同年12月発行のしんつくし山岳会会報に発表され、翌年には『山と渓谷』誌上でも紹介されました。ヤットン節の替え歌は、『山行ヤットン節』として会員の間で歌われましたが、『坊がつる讃歌』は、メロディがわからなかったため、歌われることはありませんでした。

 昭和29年(1954)になって、しんつくし山岳会会員の野田広一郎が『坊がつる讃歌』の本歌を捜し当て、譜面とともに発表しました。この歌は、九州の山男や山女たちの間に瞬く間に広まりましたが、全国に知られることはありませんでした。

 昭和52年(1977)夏、阿蘇山麓で野外コンサートが開かれ、歌手の芹洋子も参加しました。
 夜、芹のテントにギターを持った若者たちが遊びにきて、『坊がつる讃歌』を歌い、コンサートで歌ってみたらと勧めました。そのときの譜面には、作詞:松本征夫、梅木秀徳、草野一人の名だけが記され、作曲者は不明になっていたそうです。

 芹はこの歌が非常に気に入ったことから、同年、NHK「みんなの歌」として放送されて、大ヒットしました。「みんなの歌」では、歌詞の一部を一般向きに変え、4番までの歌として放送されました。

 これがきっかけとなって、本歌の作詞・作曲者捜しが行われました。広島大学に残されていた資料では「作詞:神尾明生、作曲:竹山仙史、編曲:芦立寛」の名前が記載されていました。
 しかし、原爆で古い資料が焼失していたため、それ以上のことはわかりま
んでした。

 昭和53年、本歌について調べていた栃木県の杉山浩という人が、昭和15年(1940)ごろ、広島高師の地質鉱物学研究室の助手補に「神尾(かんお)」という人物がいたことを偶然知りました。
 調べたところ、それは千葉大学名誉教授(調査当時)の神尾明正で、彼が作詞者の「神尾明生」であることが明らかになったのです。

 神尾は、大山(だいせん)あたりの四季をイメージし、『もしもしカメよ』や『荒城の月』でも歌えるように作詞した記憶がある、と語っています。しかし、彼は、だれが作曲者なのかは知りませんでした。(昭和53年7月9日付、読売新聞)

 その2か月後、宇都宮大学名誉教授(判明当時)武山信治が作曲者だとわかりました。「竹山仙史」は武山信治の書道の雅号で、このとき1回だけのペンネームだったそうです。

 昭和15年の6月ごろ、武山は義弟(妻の弟)の芦立寛から、いい詞があるからメロディーをつけてほしいという手紙をもらい、一晩で作ったと語っています。芦立がそれを編曲して、山岳部の部歌を作り上げたわけです。

 日本音楽著作権協会のデータベースで、補作者として松本征夫だけが登録されているいきさつについてはわかりません。

(二木紘三)

**************************:

9番まで有ったことも初めて知った。

坊がつる讃歌 芹洋子

芹洋子: ♪坊がつる讃歌 (1番~9番フルバージョン) 歌:beni9jyaku(紅孔雀)

この日、たまたま隣に常連からの嫌われ者(小さな声でボソボソ喋るは、人の会話に入って来るは独り言なのかよく分からんおっさん)が反対側隣に座っていて、これまた面倒なのが先輩が大嫌いな相手の彼が「俺にも歌わせてくれないか?」と。

 1番は私が歌い2番を大好きな先輩の奥様が歌い、仕方無しに3番を歌わせたら何ということか歌えないのに偉そうに・・・。先輩に申し訳ない思いで4番を私が歌って締めくくった。歌えないなら偉そうにひとの歌に入り込むなよね?!

まあ、よくある光景かもしれないけど、皆仲良く和気藹々と呑むのが一番。お金と時間と労力を注ぎ込んで集っているのだから、楽しく過ごさなければ全てが無駄になるし明日の糧にはならない。ってな調子で私と親友の神職君とその高校時の先輩君と私と同い年の本物の元演歌歌手のナベちゃんの何れか2人以上が居れば、大体店全体が盛り上がり口論も摩擦も一切生じなく成る。思いっきりはしゃいでリフレッシュこそが明日のエネルギー!!!

いつも本歌がそばにあった

閲覧ありがとうございます!
他流のお棚について、特に協力者求む!です。お裏さんとか、正直棚が多すぎて(汗)

これに形をトレースした挿絵をつけて、まとめようと思ってます。できれば尺寸も書き添えようかと。好の一覧ってやはり必要ですよねぇ。

ご協力いただけた方には、PDFにて原本をお渡しいたします。
三人寄らば文殊の知恵ではありませんが、何卒ご協力お願いいたします。

棚物好総覧

《卓》

・丸卓
 利休形
  桐木地…………【千】利休宗易好
  檜木溜塗………【表】啐啄斎好
  松木摺漆………【表】惺斎好
  青漆爪紅………【表】惺斎好
  春慶塗…………【裏】圓能斎好
 元伯形
  一閑張…………【千】元伯宗旦好
  竹張溜塗………【表】而妙斎好
  溜真塗…………【裏】鵬雲斎好

・小卓
 桑木地……………【裏】仙叟好
  ※床荘りに用いた
 桑木地……………【表】如心斎好
  ※点前に用いた
 桐木地……………【表】吸江斎好

 桐木地……………【松】楽只斎好
 ※地板が矢筈になっていない

 一閑青漆爪紅……【表】惺斎好
 柳木地……………【表】惺斎好
 春慶塗……………【表】惺斎好

・高麗卓 一閑………………【千】元伯宗旦好
 真塗………………【表】鴻池宗知好
 一閑黒……………【表】久田宗全好
 青漆爪紅…………【表】惺斎好
 溜塗布目…………【表】惺斎好
 桐木地……………【表】惺斎好

《小棚》
・水指棚
 溜蠟塗……………【古】紹鴎好
 桐木地溜塗………【表】即中斎好
 大内棚……………【裏】淡々斎好
 秋泉棚……………【裏】淡々斎好

・二重棚
 地無
  溜塗……………【表】吸江斎好
  桐木地…………【表】惺斎好
  桑木地…………【表】惺斎好
  鱗透……………【表】即中斎好
  鱗鶴透…………【表】即中斎好
  桐木地糸巻……【表】惺斎好
  桐木地壺々透…【表】而妙斎好
 地有
  扇面透桐木地…【表】即中斎好
  竹張……………【表】而妙斎好
  溜塗壺々透……【表】而妙斎好
 糸巻棚(地有)
  青漆爪紅………【表】碌々斎好
  春慶塗…………【表】惺斎好
  杉木地…………【表】惺斎好

・三重棚
 桐木地……………【千】利休好
 一閑黒……………【千】元伯宗旦好
 桐木地……………【表】覚々斎好
 桑木地……………【表】如心斎好
 真塗………………【表】了々斎好
 真塗爪紅…………【表】久田宗全好
  棚幅一寸長い

・四方棚 利休形(角隅)
  桐木地…………【千】利休好
  黒真塗…………【表】而妙斎好
  溜爪紅…………【表】而妙斎好
 江岑形(丸隅)
  桐木地…………【表】逢源斎(江岑)好
  松木摺漆………【表】惺斎好
  青漆爪紅………【表】惺斎好
 小四方棚(丸隅)
  一閑溜塗爪紅…【表】即中斎好
  榎木地…………【表】碌々斎
  

・山里棚
 桐木地竹張砂摺…【千】利休好
 杉竹張砂摺大……【藪】藪内流好
  ※天地全面砂摺、利休好と同寸
 杉竹張砂摺小……【藪】藪内流好
  ※風炉用
 杉木地竹張砂摺…【遠】遠州好
 青漆爪紅…………【速】速水流好
 松木地……………不明
 春慶塗……………無好

・洞棚

 真塗爪紅…………【古】今井宗久好

 溜塗流紋透………【大】仙翁好

 黒柿合塗…………【古】津田宗及好

・扇棚
 桐木地……………【表】即中斎好
 塗不明……………【表】久田宗全好
 
・桧扇棚
 ……………………【石】石州好
 ……………………【藪】透月斎好
  ※扇棚に地袋がついたような形。

・三友棚
 松木地……………【表】碌々斎好
 竹柱………………【裏】又玅斎好
 梅蒔絵……………【武】一指斎好
 松摺竹柱…………【白】大久保北隠好

・矢筈棚
 真塗………………【武】直斎好
 桐木地赤紐………【表】覚々斎好
 白漆………………【武】愈好斎好
 青漆爪紅…………【武】不徹斎好

・小袋棚
 ……………………【表】即中斎好
 ……………………【武】直斎好

・香狭間棚
 桐木地……………【武】直斎好
 桐木地竹柱………【裏】又玅斎好

・好文棚
 溜塗………………【表】惺斎好
 桐木地……………【都】三世好(三角棚)

・大板
 真塗………………【古】紹鴎好
 欅掻合……………【表】如心斎好
 桐掻合……………【表】碌々斎好
 青漆爪紅糸巻……【裏】淡々斎好
 桑木地……………【裏】認得斎好
 一閑………………【裏】玄々斎好

《大棚》小:炉用/大:風炉用
・真台子(四本柱)
 真塗大……………【千】利休好
 真塗小……………【表】如心斎好
 桑木地……………【千】元伯宗旦好
 桑木地……………【裏】認得斎好
 松木地小…………【表】惺斎好
 松木地……………【裏】又玅斎(直叟)好
 桐木地……………【表】惺斎好
 杉木地……………【裏】圓能斎好
 飛騨春慶塗………【裏】淡々斎好
 老松蒔絵…………【裏】又玄斎(一燈)好
 老松蒔絵…………【裏】圓能斎好
 夕顔蒔絵…………【裏】認得斎(柏叟)好
 青漆爪紅…………【裏】圓能斎好
 面朱柱……………【裏】鵬雲斎好
 桐蒔絵柱…………【裏】鵬雲斎好

・及台子(二本柱)
 真塗三葉鰭………【古】紹鴎好
 真塗………………【千】利休好
 桑木地小…………【千】元伯宗旦好
 一閑黒……………【千】元伯宗旦好
 桐木地大?………【裏】又玄斎(一燈)好
 桐木地小…………【表】惺斎好
 青漆爪紅小筆返…【千】元伯宗旦好
 青漆爪紅大………【裏】圓能斎好
 銀杏木地…………【裏】又玄斎(一燈)好
 杉木地……………【裏】円能斎好
 黒塗爪紅…………【裏】不休斎(常叟)好

・竹台子
 大…………………【古】珠光好
 小…………………【千】利休好
 春慶塗……………【裏】又玅斎好

・高麗台子
 宗旦形
 一閑………………【千】宗旦好
 真塗………………【裏】又玄斎(一燈)好
 一閑黒爪紅………【表】即中斎好
 遠州形
 高麗台子…………【遠】遠州好
 ※形は一定しておらず多くは左側に風炉を置き、右側は多く上部に袋棚を伴い、その下に水指を置くようになっている大棚。随所に七宝・瓢・青海波・網目紋などの透かし彫りが
られる。地板は飾り高台になっており、透欄干仕立てになっている物が多いとされる。

・五行台子…………【裏】圓能斎好

・鴨脚台子…………【裏】不見斎好
 ※銀杏台子ともいう。大徳寺山内の銀杏老樹を又玄斎が所望していたがかなわず、不見斎がその意思を継いで作った物。銀杏木地の溜塗で、大きく角丸になった楕円形の天板と地板を二本の柱で支えた形をしている。扱いは及台子と同じ。炉のみに用いる。

・長板
 真塗大……………【千】利休好
 真塗小……………【表】如心斎好
 一閑大……………【千】元伯宗旦好
 一閑小……………【千】元伯宗旦好
 一閑小……………【表】随流斎好
 檜溜塗……………【表】久田宗全好
 桐木地大小………【表】随流斎好
 桑木地大…………【表】啐啄斎好
 桑木地小…………【裏】又玄斎(一燈)好
 松摺漆大…………【表】惺斎好
 松摺漆小…………【表】啐啄斎好
 黒桐掻合…………【表】了々斎好
 青漆爪紅大………【表】了々斎好
 青漆爪紅大………【裏】圓能斎好
 青漆爪紅小………【表】惺斎好
 欅木地大…………【裏】圓能斎好
 松木地……………【表】随流斎好

 ※一閑の長板小を元伯宗旦好とするものもありますが、当方は表千家の永田宗伴地方教授在判で随流斎好とある長板小を所有しており、このように表記しております。

・紹鴎棚(袋棚)
 桐木地……………【古】紹鴎好
 糸目………………【表】即中斎好

 松木棚……………【大】仙樵好

・葭棚
 杉木地……………【千】利休好
 台目棚……………【表】即中斎好
 胡蘆棚……………【藪】

・志野棚

 杉木地……………【志】志野宗信好
 桐木地……………【千】利休好

《箪笥》
・旅箪笥
 利休形
  桐木地…………【千】利休好
  桐木地…………【石】石州好
   ※一般に柄杓の切っ掛けが右にあると言われるが、左でも用いる※
  桐木地…………【裏】臘月庵(仙叟)好
  桑木地…………【表】碌々斎好
  桐春慶塗………【表】惺斎好
  杉木地…………【裏】玄々斎好
  春慶紅葉張……【裏】淡々斎好
  溜塗………………
  焼桐………………
  焼桐蠟引…………
  春野旅箪笥……【表】而妙斎好(色漆絵付)
  梅棚……………【武】直斎好
  八千代棚………【裏】淡々斎夫人好

  溜塗七宝文……【遠】紅心宗慶好
 半巾形
  桐木地…………【和】金森宗和好
 小形
  杉木地…………【表】碌々斎好
   ※勝手用

・短冊箱(宗和箪笥)
 桐木地……………【和】金森宗和好
 桑木地……………
 卓下建水…………
 檜木地……………
 木地茶筅立有……
 真塗………………
 溜塗荒目内黒塗…【裏】鵬雲斎好
 溜塗………………【遠】紅心宗慶好

《立礼卓》
・点茶盤
 風炉先有…………【表】松翁宗完好
 風炉先無…………【裏】玄々斎好
 風炉先無真塗爪紅【裏】鵬雲斎好

・末広棚
 真塗………………【表】即中斎好

・御園棚
 真塗………………【裏】淡々斎好
 桐地………………【裏】井口海仙好

・知新棚……………【裏】鵬雲斎好
・春秋棚(野点)…【裏】鵬雲斎好
・和親棚……………【裏】坐忘斎好
・麗澤棚……………【大】仙翁好
 りたくだな。八角形の三辺を切り取ったような立礼卓。青漆で、左端向付に香狭間透の横板が立ち、三角の作付棚がある。釜と水指の水(湯)を二つの澤(さわ)と見立てていることから「麗澤(りたく)」の名がある。ちなみに「れいたく」と読めば、金沢の地名の由来である「金城麗澤」が思い浮かぶ。(情報提供:尾山さん/裏千家)

《透木》
 厚朴………………利休好
 桐…………………宗旦好
 桜…………………【裏】竺叟好
 梅…………………【裏】円能斎好

■流派棚

【表】
《小棚》
・三木町棚(江岑棚)
 寄木細工…………【表】逢源斎(江岑)好
 桐木地……………【表】覚々斎好
 溜塗………………【表】即中斎好

・抱清棚
 桐木地……………【表】吸江斎好
 杉木地……………【表】碌々斎好

・扇面棚
 溜白竹……………【表】即中斎好
 溜煤竹……………【表】而妙斎好

・木屋町棚
 一閑溜塗爪黒……【表】碌々斎好
 桐木地………………【表】惺斎好

了々斎好
・料紙棚

碌々斎好
・方円棚

即中斎好
・旅卓
 一閑溜塗
・八景棚
・蓬莱卓
・献上棚
・小袋棚

惺斎好
・好文棚

久田宗全好
・東福寺棚

【裏】
・誰袖棚
 天片木目溜塗柱瓢葉金蒔絵…【裏】玄々斎好
    (横巾一尺六寸×前巾一尺五分×高さ一尺五分)
 溜塗柱蔓文黒漆…【裏】淡々斎好
 春慶塗……………不明

・糸巻卓
 杉黒真塗爪紅……【裏】圓能斎好
 桐木地……………【裏】淡々斎好
 青漆爪紅…………【裏】淡々斎好

・円叔棚……………【裏】圓能斎・淡々斎合作

一燈好
・焼桐棚

玄々斎好
・寒雲棚
・円融卓
・更好棚
・五行棚
・杉棚

又玅斎好
・四方卓

圓能斎好
・花月棚
・寒雲卓
・猿臀棚
・温故棚
・源氏棚
・吉野棚
・巴棚
・壺々棚
・圓能卓

淡々斎好
・加寿美棚(霞棚)
・豊祥棚
・千歳棚
・徒然棚
・蛤卓
・おつぼ棚
・円叔棚
・旭棚
・知足棚
・寿棚
・菊寿棚
・瓢棚
・八千代棚
・七宝棚
・円意棚
・折据棚
・方円卓
・渚棚
・荒磯棚
・丹頂棚
・尚歌棚
・大内棚
・溜精棚
・御幸棚
・独楽棚
・遠山棚
・清和棚
・松光棚

玄妙斎好
・日月棚
・八景棚

鵬雲斎好
・若松蒔絵黒台子
・山雲棚
・行雲棚
・銀杏棚
・七宝卓
・寿扇棚
・三和棚
・桑扇棚
・玉椿七宝棚
・四方瓢棚
・平悠棚
・竹寿棚

坐忘斎好
・富貴棚
・雲鶴棚
・平生棚
・佳辰棚
・吟楓棚
・座礼棚(胡坐)
・桑丸型棚?

井口海仙【裏】玄妙斎好
・杉八景棚
 八種の棚になるもの。仙叟好「桑小卓」、玄々斎好「更好棚」「杉棚」「円融卓」、又玅斎好「四方卓」、圓能斎好「寒雲卓」、表千家碌々斎好「糸巻棚」の七種の棚として使え、すべてを組み立てると玄妙斎好「八景棚」になる(協力・長谷川宗洋先生)

・春待棚(別名雪輪棚)

【武】
・自在棚
 杉木地………【武】一啜斎好
 桐木地………【武】一指斎好

・蛤棚
 竹節一杓釘無…【武】直斎好
 竹節二杓釘有…【
】愈好斎好

・梅棚
 青漆刷毛目塗内黒塗旅箪笥…【武】直斎好
 桐木地旅箪笥…………………【武】直斎好
 台目構…………………………【武】一啜斎好
 四本柱小棚……………………【武】愈好斎好

・澤潟棚
 溜塗……………【武】愈好斎好
 青漆爪紅………【武】不徹斎好

・烏帽子棚
 桐木地…………【武】一啜斎好(利休好)
 杉木地…………【武】愈好斎好

・末広棚
 桐木地…………【武】愈好斎好

 金砂子振紅房…【武】有隣斎好

 ※檜扇を模した棚で、桐木地の一本柱、天板と地板が扇形で、天板の扇の先の両端から紫の飾り紐を垂らし、扇を閉じた形の柱が扇の要の位置に立ち、地板に四つの低い足がついた小棚

直斎好
・妙喜庵卓
・竹柱四方棚
・釘箱棚

一啜斎好
・壷々棚
・二重棚
 柿合塗黒。志野棚の右半分を小棚にしたもの。

一指斎好
・萬寿棚
・清友棚

愈好斎好
・木瓜棚

有隣斎好
・七宝棚
 
不徹斎好
・起風棚
・嶺雲棚

随縁斎好
・天遊卓(立礼)
・清音棚(台目棚)

【御】
・御家流好二重棚
 ※天板左右に筆返し、地板は取り外し可能、地板に欄干あり。
  欄干は雲と霞で上下を入れ替えられる

・御家流好弓箭台子
 古田織部考案の台子。台子の手前付の二柱が弓になっており、奥の柱から手前に向かって支えている。弓は三層の竹の組合せで、通常の台子に比べて天板が高い。向う付は矢屏風になっており、矢は二十五本あり、中央の一本は雁股、その左右は鏑矢になっている。天板、地板、奥の二柱には同家の家紋蒔絵が施されている。
天板には大円盆に二碗の天目茶碗。皆具を用い柄杓には火箸を略し、代わりに白い茶巾を吹き流しに掛けて用いる。

【江】
・雪輪棚
 桐木地…………………
 朱塗……………………一元斎好
 青漆爪紅………………

・米棚
 桐木地…………………不白好
 真塗……………………
 桑木地…………………
 梨地……………………

・亀甲棚…………………一元斎好

【藪】
・帛紗棚(青漆爪紅)…竹風紹智(猗々斎)好
 【裏】花月棚に似る。柱が竹ではない。天板・地板が方形。中板が三角。
 藪内好青漆爪紅長板より。稽古用として様々な棚の稽古に用いられたもの。
 現在は点前にも用いる。十二代猗々斎好とされるが、十代竹翠紹智(休々斎)好ともいう。
 (協力:きれはらさん ‏@tomatokun19/藪内流)

・色紙箪笥……………流好
 色紙箱の天板の摘みが瓢形になっている。
 (協力:わんこさん)

・檜扇棚…………透月斎好
 石州好檜扇棚の鰭や飾りがなく、数珠入れがない棚。十一代透月斎竹窓が好んだ棚で、石州流の檜扇棚の流れを汲むと考えられる。写しが三つあるとのこと。本歌は下の大抽斗に竹窓の文字を青貝で嵌め込んだもの。
(協力:尾山立香さん/裏千家⇒藪内流随竹庵福田竹弌宗匠)

【大】大日本茶道学会

・桂棚

 朱塗嵌込襖…仙翁好

・高砂棚

 桐木地………仙翁好

・仙翁棚

 桐木地………仙翁好

 溜塗…………仙翁好

【徧】宗徧流
・木瓜棚
 溜塗…………四方斎好
 四方棚の天板と地板を横に大きく張り出した木瓜形の二本柱で支える大棚。武者小路千家にも木瓜棚という同じ名前の棚があるが、再好か。

・末広棚
 真塗。扇形の天板と地板を向付の一本柱で支える珍しい棚。武者小路千家の棚と同じだが、房がない。

・四季棚……………正伝庵好
色抜けした溜塗にも似るが、「掻合潤(うるみ)塗」。潤塗に用いる潤朱に黒漆を混ぜて渋い黒朱にしたものもあるが、黒漆を用いないで弁柄と僅かな炭粉で色調整したもの。
向腰板の透かしは、春が源氏香之図、夏が菖蒲、秋が紅葉に流水で龍田川、冬が雪輪。
左腰板は水車透しで、右腰板は輪違いの正伝庵紋。本歌には、別に芝点て用の小板が付く。
本歌は菊池春重作(菊池憲之先生の祖父)。
(協力・菊池宗春先生@菊池商店)

・琵琶棚……………四方斎好
天板が琵琶の形をした棚で、桐木地。【裏】の瓢棚に似る。勝手付は三日月透、客付柱は竹。
炉・風炉にて用いる。
(協力: つ~さん @tsuu79)

【都】
《卓》
・扇卓……………流好
 桐木地
 一閑
 柿合……………三代好
 扇棚とも。天板と地板が扇が開いたような形で、骨が透彫で残してある。
 要が手前。要に房があり、水指の前に房を扱う。
 天板と同じ寸法の副板があり、芝点てがある。炉・風炉ともに用いる。

《小棚》
・三角棚…………流好
 みすみだな。天板が三角の二重棚。透が鱗(流紋)になっている。炉・風炉ともに用いる。

・都棚……………流好
 桐木地
 形状は【武】自在棚に似る。小袋の引手が房になっており、前後を入れ替えて炉・風炉ともに用いる。炉の際は大水指または平水指を主とし、普通水指の場合は柄杓飾りをする。また、薄茶の場合は花入飾りまたは帛紗飾りを行う。小袋棚にも似るが、小袋を取り外すことはできない。

《大棚》
・筧棚……………流好
 桐木地
 筧板(かけいいた)と呼ばれる茶筌と薄茶器を乗せる凸形の掛子がある。炉にのみ用いる。
 

【石】石州流
・石州好糸巻棚
 黒漆爪紅
 形状は【表】糸巻棚に似るが、柱は地板で外に反るなど小卓に似る。全体的に華奢であり、中板下の上座付に(欄干のような)透横板がある。
(協力・河野宗志先生)

・石州好車棚
 桐木地
 天板がない志野棚のような形。竪板が香狭間透ではなく焼桐の御所車になっている。一見、【表】小袋棚や【武】自在棚、【都】都棚に似るが、風炉を乗せない。
(協力・河野宗志先生)

・檜扇棚
 天板は裏千家鵬雲斎好扇棚に似る。中板と地板の間に抽斗があり、木屋町棚のようになっている。 天板と左右の柱の鰭が檜扇になっており、天板には数珠入れの小抽斗がある。「高さ1尺3寸6分 黒塗、前の戸に青貝で文字をはめ込む、上棚のしたに小引き出しがある。数珠いれである」
<石州好『茶道形物抄』>
 尾山立香さんの情報では藪内流の好み物とのことでしたが、薮内流のものは石州の再好物と判明しました。
(情報提供・尾山立香、協力・菊池宗春先生・星野先生)

・桐小及棚
 柱の高さが四方棚と同じで天板と地板は角隅の小四方棚。柱は竹で鰭板がある。客付が中に一節の三節で勝手付が天地二節。
(情報提供・菊池
春先生)

清音棚
 【武】随縁斎宗屋好の台目棚。ほぼ枠のみとなった台目棚。(情報提供・尾山立香)

亀甲棚
 【江】八代一元斎好。地板は亀甲形、中板に三日月形または蛤形のいずれかを用いる。天板は雪輪形。溜塗で、竹の三本柱。春先には蛤形を、秋口には三日月形を中板とする。(情報提供・尾山立香)

隅切棚
【鎮】桐木地または杉木地
 小棚。三方を竹の柱で支える。

猿曳棚
【石】織部好 猿曳棚
 大棚。本歌は室町時代、狩野元信筆で、武野紹鷗から古田織部、仙台藩出仕の餞別に清水道閑に伝わったものです。静嘉堂文庫蔵。紹鴎棚を二つ柱にしたような形。
天板 W55.5×D37×H50
戸袋 W51×D38×H20.5

 武野紹鴎⇒古田織部⇒小堀遠州⇒清水道閑と受け継がれたものが織部好、桑山宗仙⇒片桐石州と受け継がれたものが石州好とされる。
 石州流のほか、鎮信流、御家流でも用いる。藪内流の猫額棚の流れを汲むとされる二本柱の袋棚。

 紹鷗袋棚との大きな違いは、戸袋上に水指を載せる扱いがある。これを受けて、酒井宗雅が松平不昧に「紹鷗袋棚で戸袋上に水指をおいてもよいか」との質問状があり、松平不昧はこれに「可なり」と答えている。

 形状は及台子と同じ天板と二本柱だが、木地でできており(織部好は柱が黒塗)、戸袋に狩野元信の猿曳の絵がある。
(情報提供:Ogawaさん、御家流・片岡宗橘さん、不白流・平賀宗泰さん)

猫額棚

【藪】伝義政公所持

 藪内流に伝わる唐物箪笥。猿曳棚の本歌にあたる。
 桑木地の棚で、黒塗か?と思わせるほどの茶褐色をしている。織部⇒清水道閑に受け継がれたものは紹鷗好みの可能性がある(つまり、紹鷗好みが黒塗柱で、織部好みと石州好みは異なる木地の棚であったのではないか?ということ)。

休台子
【千】利休好

 失伝して詳らかなことがわからなくなっている休台子。利休が好んだことからの名か。四方棚の原形または発展した棚物の可能性や丸卓との対比の可能性もある。四方棚が半台子と呼ばれることも鑑みると、休台子といいう言い方であっても小棚として考えて良いと思われる。真塗も、ある。

松菊棚

【?】不詳

 詳しいことは全く不明。
 二重棚で、天板地板の脇に半菊、中板の左右に菊のあしらいがある。柱は二本柱だが、中がくり抜きになっている。天板地板は隅入り、中板は楕円形に近い。中板に松の文字があることから松菊棚か? 単に菊棚の可能性もある。 ヤフオクでは菊松棚と書かれていたが、紙箱には「松菊棚」とある。

碩鴎棚

【看】表千家看月庵五世中村碩鴎好

 江岑棚の下にもう一段棚を追加したような形をした三重棚。看月庵は表千家七代如心斎の門人・中村宗鴎(仙悦)が興した流派。六世中村碩鴎が1966年・1970年に「茶の湯教書」を発刊している。日本大学文理学部の茶道研究会が表千家看月庵である。碩鴎棚は三重棚、二重棚、江岑棚、米棚など複数の棚の稽古ができるように考案されているという。別名宗鴎棚。

略号一覧
【古】古流
 【珠】珠光流
 【藪】藪内流
 【南】南坊流
【千】千家流
 【表】表千家
 【裏】裏千家
 【武】武者小路千家
 【江】江戸千家
  【白】不白流
  【雅】雅流
 【松】松尾流
 【徧】宗徧流
 【大】大日本茶道学会
 【都】都流

【士】武家流
 【遠】小堀遠州流
 【御】安藤御家流
 【石】石州流
 【鎮】鎮信流

【公】公家流
 【和】宗和流
 【速】速水流

2013.3.12
棚の分類を《卓》《小棚》《大棚》に変更

2013.3.13
武者小路千家を追加。

2013.3.14
分類を変更

2013.3.18
台子に追記

2013.3.21
丸卓に追記

2013.4.4
旅箪笥に追記

2013.4.16
透木を追補

2013.4.17
短冊箱・水指棚に追記

2013.4.23
三重棚に追記

2013.6.12
御家好二重棚
藪内好帛紗棚
を追記

2013.6.14
山里棚を追記

2013.8.19
杉八景棚を追記

2013.8.26
石州好糸巻棚
石州好車棚
を追記

2013.11.27
宗徧流四方斎好琵琶棚
藪内流好色紙箪笥
都流好三角棚
を追記

2014.1.29
石州流好檜扇棚
を追記

2014.1.30
藪内流透月斎竹窓好檜扇棚
を追記
香狭間棚又玅斎好
を桐木地竹柱へ修正

2014.2.20
宗徧流木瓜棚、末広棚
を追記(調査続行中)

2014.4.28
真台子 圓能斎好爪紅
を追記

2014.9.8
大日本茶道学会、麗澤棚 仙翁好
を追記

2014.9.17
御家流、弓箭台子
を追記
協力:安住樂風先生

高麗卓の一燈好を高麗台子に移動。真塗に。
高麗台子の即中斎好を一閑黒爪紅に訂正。
秋泉棚を水指棚に移動。
竹寿棚を淡々斎好に移動。
協力:川瀬表完先生

2014.9.18
二重棚|地板無
 一啜斎好を武者小路千家の棚へ移動。
 桐木地壺々透而妙斎好を追記。
二重棚|地板有
 溜塗壺々透而妙斎好を追記。

三重棚
 桐木地利休好、一閑元伯好、真塗了々斎好、真塗爪紅宗全好追記

小四方棚|隅丸
 榎木地碌々斎好追記。
 即中斎好を一閑溜爪紅に訂正。

山里棚
 桐木地竹張砂摺利休好を追記。(藪内好?)
 杉木地竹張砂摺遠州好を追記。
 春慶塗を無好に訂正

扇棚
 淡々斎好を削除。

末広棚
 愈好斎好、有隣斎好を追記

檜扇棚
 石州流好、【藪】透月斎好を追記

三友棚
 碌々斎好、又玅斎好、一指斎好、【白】大久保北隠好を追記

台子(四本柱)
 桑木地元伯好、桑木地認得斎(柏叟)好、松木地又玅斎好を追記。

及台子(二本柱)
 夕顔蒔絵を台子(四本柱)へ移動。
 青漆爪紅元伯好を筆返有に変更。
 一閑元伯好、桐木地又玄斎(一燈)好、杉木地圓能斎好、黒爪紅不休斎(常叟)好を追記

2015.3.26
 武者小路千家随縁斎好に清音棚を追加。
 江戸千家雪輪棚、米棚、亀甲棚を追加。

(協力:尾山立香さん)

2015.3.30

 紹鴎棚に大日本茶道学会の松木棚を追加。

 小棚に洞棚を追加。

 大日本茶道学会の項を追加。桂棚、高砂棚、仙翁棚を追記。

2016.3.21
洞棚 津田宗及好を追加

2017.05.15
桐小卓 松尾流楽只斎好、桐小及棚 石州好を追加

2018.04.09
 木屋町棚 惺斎好を追加。

 猿曳棚詳細を更新。

 猫額棚を追加。

2018.05.10
 休台子・碩鴎棚・松菊棚を追加。

本歌大好き!

2018年7月に詠める Vol.5<グルっぽ&その他>

(「やまとうた」のつづきです)
「返歌?もどき?」

(「優しさが苦しめていると知らず肩を抱く」に返して)

こんなにも痩せてしまってさりげなく離しぬ肩に置きし右手を
(「瞳は何に拓きどんな詩歌を受け取るか」に返して)
老妻(つま)の声耳に届かず瞳孔も開いたままに死を宣せらる
(「歳をとり面影がなくなる」に返して)
タレントの幼い頃の写真見てすぐ分かる人分からないひと

(「星の北半球を上げる」に返して)

はんぶんこなんて言わずにちょうだいよそのチョコ味の金平糖を

「相聞返歌」

「君の食い気への情熱が欲しい」に返して

よっぽどの料理下手よね奥さんは私がその座に座ろうかしら

(「成城石井で買った料理だけど」に返して)
手づくりでなくてもいいさどの皿もキミの気持ちが山盛りだもの
(「色恋沙汰に溺れるもよし」に返して)
戦ひの日々を離れて溺れようちょっと広いが僕の古巣だ

「いろは」

(え・「すべてが欲しい」に返して)

選り好みときにはしたいさ僕だってぶうちゃん局(つぼね)は永遠に無理

(ゆ)

夕菅の榛名の丘にひとり立ち来し方思ふ赤城残照

(ゑ・「葉擦れの夜に目を伏せる君」に返して)
ゑみがほが夜の瞼に浮かびきてケータイを手に躊躇ふ私
本歌取り」
(ものなのですの)
寂しかるものなのですのそれほどにおとこひとりの秋の夜長は

「黒い短歌」

誰からも敬遠されようあの独房決して落ちない黄色と臭い

「つぶやき」

足音に震えたらしい誰やらの最期に剥がれぬ詐病の皮が

「みんなで和歌る(フリー)」

懐かしむほどにはMASARUは見ざりしか異郷の窓に大仙の月

少しだけ待ってやろうぜストローがグラスに総身を現すまでは

そろそろと歩を進めゆく老婦人確かな肩を夫に与えて

つぶやきが耳に残りて振り塩の高さを十センチ上げてみる朝

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

<<俳句>>

夏嵐見る影もなき砂の塔
小暑いま面倒ばかりを遺し逝く

長男の自覚あるのか文月尽く

甘やかし悔いているらむ盂蘭盆会

                          <以上>


本歌 関連ツイート

RT @mosaic_saniwa: まんばちゃんって「本歌にそっくりな見た目を布で隠してた」ではなく「布まで本歌とおそろいだから、布をボロボロにすることで本歌と差をつけた」んだ
と思うとすごくしっくりきた
RT @sizumi4321: ざっと検索しただけでも

・本歌山姥切
・まんばちゃんの布の付喪神
・闇堕ちまんばちゃん
・まんばちゃんが修行で捨てた布を拾った人

って意見が分かれてて面白いな🤔

RT @mosaic_saniwa: まんばちゃんって「本歌にそっくりな見た目を布で隠してた」ではなく「布まで本歌とおそろいだから、布をボロボロにすることで本歌と差をつけた」んだ
と思うとすごくしっくりきた
RT @sizumi4321: ざっと検索しただけでも

・本歌山姥切
・まんばちゃんの布の付喪神
・闇堕ちまんばちゃん
・まんばちゃんが修行で捨てた布を拾った人

って意見が分かれてて面白いな🤔

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