本歌から始めよう

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◆◆日本歌曲選集 / 伊藤玲子/編 / ドレミ楽譜出版社
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日本歌曲選集
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NYCで本歌が流行っているらしいが

 大前さんとお会いするのは、一昨年の夏に淡路の工房にお邪魔して以来。それまでは近場で個展があったり、淡路に顔を出したりで、比較的頻繁にお会いする機会があったことを考えると、このブランクは相当長い。なぜこれほどのブランクが生じたのか。答えは簡単、近辺で個展がなかったことと、しばらく金欠状態でわざわざ淡路まで出かける余力がなかったことが原因である。金欠はいつものことなのでどうにもならないが、個展がないことには少し文句もいいたい。大前さん御本人によれば、今年は6月に阿倍野ハルカスで、12月には難波の大丸で個展があるそうだ。なんだかなー、と思ってしまう。勝手をいえば、そんなに続けざまにあればなかなかそれぞれで分けて頂くのは難しい。諸々の関係機関の事情が絡んでの決定だろうが、それは、買う側だけでなく、売る側も、ひいてはつくる側にも利するところ薄いのではないか。この二年近く近畿圏でこの方の個展がなかったから、なおさらそのように思う。

 実は、そんな状態だから、昨年の秋に一度淡路にお邪魔しようと電話をいれてみた。しばらく拝見していないので久しぶりにお邪魔しようかと話すと、「来週から新潟で個展で、来て頂くにも作品がありません」とのことだったので、次の神戸の個展のことを確認して、ではそのときにと気長に待つことにした。その待望の個展がようやくこの前あって、大前さんとのひさびさの対面となったわけである。今回は、以前光悦の「加賀」写をつくって頂いた奈良漆器の山本哲さんをお誘いしての神戸行きだった。山本さんとはやきものや茶碗のことでよくお話をするが、そのなかで大前さんの話題になり、この方が共通の知人であることがわかった。それで、いつか一緒に淡路に行きましょうと約束していたところ、それよりも先に個展があるというので、一緒にいかがですかとお誘いしたら、二つ返事で「行く」と。「かれのは茶碗はないけど、食器でいいのを幾つかもってて」とのことだった。

 大前さんには事前に、やきもの友達と一緒にお邪魔します、とメールを打っておいたが、いざお会いすると「お二人知り合いだったんですか」と驚いた様子。山本さんとはよほど古い頃からの知り合いらしく、作家がまだ神戸にいらしたときからお付き合いがあるらしい。実際、同じ日に奈良に帰ってから、山本さんのお宅で大前さんの皿などを拝見したが、神戸時代、信楽時代と、かなり年季の入った作品だった。大前ファンとして山本さんのほうが一枚も二枚も上手だということを知った。まいった、まいった。

 今回のお目当ては光悦の不二山写と決まっていたので、たくさんある白黒盃のなかから本歌に最も近い作品を早々に選んだ。久しぶりの会話を楽しんでいると、ちょうど昼を過ぎた頃で、食事に行こうということになった。「お薦めの定食屋があるんです」と作家がいうのでついていくと、会場の百貨店の上のレストラン街ではなく、エレベーターを降りて、外の商店街へ。「昔はこの商店街もギャラリーがたくさんあったんですけど」と話しながらお連れ頂いたのが、昔でいうところの大衆食堂のような定食屋だった。どの定食でも同じ値段で、もう1時を回っているというのに客でごった返している。なかにはビールで盛り上がっている席も。そういえば、昔はどんな駅前にもこんな大衆食堂があった。打ちっ放しのコンクリートの床に、円座だけの粗末なパイプ椅子、真っ昼間から酒をあおっているオッサンが必ずいて、みたいな。学生の頃地方都市を回るアルバイトをしていて、よくその手の食堂に入ったものだ。どこか寂しげで、でも何か温かいあの侘びた感じが何とも好きで。そう、あれもひとつの侘び寂びといっていい。とりわけ北国の港町なんかだとそれがいや増す。さすがに神戸もど真ん中の三宮駅前だと寂びとまでにはいかないが、それでも店の風情は昔ながらの侘しげな大衆食堂だ。大前さんはハモフライ定食、山本さんはからあげ、筆者はエビフライにした。食べ終わって作品について少しお話を伺っていると、店のおねえさんから「お客さん、もうそろそろ」と追い出された。あんな店は今どき珍しいから、雰囲気を求めてひとが集うのだろう。今度伺う機会があればせめてビールでも頼んで長居をしてやろう。(続く)

本歌のすみからすみまで特選情報局。

今宵の一服
京焼     佐々木昭楽    一入「曙」写し茶碗にて。
暑~い日には、熱~いお茶です。
上手く点ちました。
86点くらいかな。
口がいくらか狭い造りの茶碗なので、ちょっと点てづらかったです。
土浦    志ち乃     「どら焼(てぼ)」を添えて。
銘々皿は、神奈川県藤沢   シモヤユミコさんです。
赤と黒の混じり具合が綺麗な楽茶碗です。
赤楽茶碗なのか?      黒楽茶碗なのか?
写し茶碗は、茶道の世界では茶席に出されることのない、あまり評価されない悲しい運命の茶碗ですが、手にすると作られた時代や作者、決して手にできない本歌の茶碗に思いをはせることができます。
写し茶碗。
好きです。
真ん中 上部の小さな凹みは、窯から茶碗を取り出す際に付く やっとこで挟んだ跡です。
楽茶碗の見所です。
魅力的な茶碗です。
#茶道  #茶の湯  #和菓子  #陶芸  #陶器
#抹茶  #スイーツ

やっぱり本歌が好き

バリューセットといっても、マクドナルドの事ではありません。

当店で行っている拵作成のことです。

もともとは、白鞘の状態で、お刀を買っていただいたお客様へサービスとして始めたものですが、現在は、バリューセットだけで注文をお受けしています。

私自身、こういう仕事をするまではよく知らなかったのですが、昔から、「居合拵」と言う言い方で行われていた拵のやり方でした。

そんなことも知らず、自分の刀で行っていた、作り方を「バリューセット」と言う名称で商品化しました。

金具も含めて、あの料金なので、利益はあまり無いのですが、喜んで頂けるお客様が結構いらつしやるので、続けています。

拵制作は、お客様から、クレームを受けやすいものである事から、受けたがらない刀剣商の方もおられるのですが、儲けの割にリスクが高い事は承知で、敢えて続けています。

それは、私自身、「何時かこの刀に拵を付けてやりたいな〜」と思いつつ、付けられず、手放した刀も有った事から、こういう事をやってくれるお店を探していたので、今、自分が刀剣商になってやっています。

実際、私の使っている刀で、本歌の拵で作成されたのは、一振りだけです。

後は、みんな、バリューセットと同じか、もっと安直な拵を使っています。

 なので、使用上の問題は全く無いのは、自分で確認済みです。

 本歌との違いは、サメが短冊か、巻ザメであるか。鞘が替え鞘仕様か、職人による完全な手作りかと言った程度です。

 でも、これで価格は全然変わってしまうのです。

 サメ一つ取っても、巻ザメの場合、大きな一枚ものの、中央を贅沢に使ってしまうので、一枚まるまる使い切るイメージですが、短冊なら、一枚のサメから10振り以上は取れるでしょうか。

 加工代も、短冊を張り付けるだけと、巻いて、綺麗に合わせるのでは、全く難易度が変わるので、代金は全然違います。

 サメは水に漬けると、石のように固い粒上の表面の下の皮部分は、柔らかく成りますが、その状態で巻いても、乾けば縮みますから、それを計算しながら巻かねばなりません。結構大変な作業です。

 鞘も、武道具店に並べてある鞘の様に太い汎用の物では無く、沢山の反りのパターンで作成した。白木の鞘から、反りの最も合う物を選んで使うので、見た目には、あんまり変わりません。

 欠点としては、本歌の様に、その刀身に合わせて職人さんが手作業で作るのでは無く、機械で大量に作るので、切っ先の辺りは、少し隙間が生じる事が有ります。

 しかし、考え方ですが、その程度の違いです。

 使用上問題となる程ではありません。

 今回、郵送料が大幅に値上がりした為、柄と鞘を別の会社にお願いしている関係上、少し料金アップしないと苦しくなってきましたが、もう少し、この価格で頑張りたいです。

 一度お試しください。

バリューセットでの作成例

古研ぎでは有るものの、大変良く刃が立っており、試斬に真向きなお刀です。

半太刀拵の柄も味が有り、直ぐに、居合・試斬にご使用いただけます。


本歌 関連ツイート

RT @sizumi4321: ざっと検索しただけでも

・本歌山姥切
・まんばちゃんの布の付喪神
・闇堕ちまんばちゃん
・まんばちゃんが修行で捨てた布を拾った人

って意見が分かれてて面白いな🤔

RT @mosaic_saniwa: まんばちゃんって「本歌にそっくりな見た目を布で隠してた」ではなく「布まで本歌とおそろいだから、布をボロボロにすることで本歌と差をつけた」んだ
と思うとすごくしっくりきた
RT @mosaic_saniwa: まんばちゃんって「本歌にそっくりな見た目を布で隠してた」ではなく「布まで本歌とおそろいだから、布をボロボロにすることで本歌と差をつけた」んだ
と思うとすごくしっくりきた
RT @mosaic_saniwa: まんばちゃんって「本歌にそっくりな見た目を布で隠してた」ではなく「布まで本歌とおそろいだから、布をボロボロにすることで本歌と差をつけた」んだ
と思うとすごくしっくりきた

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